
デザインを学ぶ、もしくは依頼する立場になると必ず出てくる言葉——それが「印刷デザイン(プリントデザイン)」と「デジタルデザイン」。
「どっちもデザインでしょ?」と思いがちですが、実はこの2つは目的も制作プロセスも使用ツールもまったく異なる別物です。
例えば、ポスターとWebバナー、同じビジュアルでも求められる仕様は全然違います。この記事では、印刷デザインとデジタルデザインの定義、具体例、違い、共通点、そしてどんな時にどちらを使えばいいのかまで、プロ目線でわかりやすく解説していきます。

印刷デザイン(Print Design)とは?
● 定義と目的
印刷デザインとは、紙媒体に印刷されることを前提として作られるグラフィックデザインのこと。チラシ、パンフレット、名刺、ポスター、本の表紙などが代表例です。
目的は、物理的な接点で情報を伝えたり、ブランドのイメージを強化すること。
● 特徴
- 解像度は高め(通常300dpi)
- CMYKカラー形式を使用
- 実際のサイズや紙の質感を意識した設計が必要
- データは印刷会社が扱いやすい形式で納品(例:PDF/X)
● よく使われるツール
- Adobe InDesign
- Adobe Illustrator
- Affinity Publisher

デジタルデザイン(Digital Design)とは?
● 定義と目的
デジタルデザインとは、画面上での閲覧・操作を前提としたデザイン。Webサイト、SNSバナー、アプリUI、デジタル広告、プレゼン資料などが該当します。
目的は、オンライン上での視認性やユーザー体験を最適化し、アクションを促すこと。
● 特徴
- 解像度は画面基準(通常72dpi〜150dpi)
- RGBカラー形式を使用
- 動き・アニメーション・インタラクションも考慮
- デバイスやブラウザごとの表示違いへの対応が必要
● よく使われるツール
- Adobe XD / Figma(UI/UX)
- Canva / Photoshop(SNS・広告)
- After Effects(モーショングラフィック)

印刷デザインとデジタルデザインの違い一覧
比較項目
印刷デザイン
デジタルデザイン
出力メディア
紙・物理メディア
ディスプレイ・Web
カラーモード
CMYK
RGB
解像度
高解像度(300dpi)
画面向け(72〜150dpi)
目的
認知拡大・信頼性
行動喚起・UX向上
制作の考慮点
印刷コスト、紙質、物理的な見え方
表示速度、レスポンシブ対応、インタラクション
両者に共通する重要ポイント
- ブランドの一貫性:どちらの媒体であっても、ブランドカラーやロゴの使い方は統一する必要があります。
- 視認性とユーザーの理解:情報は「読みやすく・伝わりやすく」設計されるべきです。
- ターゲットに最適化された表現:誰に届けたいのかを明確にし、媒体に合った見せ方を工夫する必要があります。

どちらを選ぶべき?状況別おすすめガイド
シーン
向いているデザイン
イベント配布用の資料
印刷デザイン
オンライン広告
デジタルデザイン
企業説明会の名刺
印刷デザイン
Instagramの投稿画像
デジタルデザイン
ECサイトの商品画像
デジタルデザイン
まとめ:印刷もデジタルも、使い分けが鍵!
印刷デザインとデジタルデザインは、それぞれの役割や適したメディアが異なります。どちらが「優れている」という話ではなく、目的やターゲットに応じて適切に使い分けることが重要です。
今後はオンラインとオフラインを連携させる「オムニチャネル戦略」もますます増えていく中、両方の特性を理解した上で設計できるデザイナーやマーケターが求められています
📞 無料相談はこちら:090-3292-6899|📧 info@nextcreative.jp
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